有名私大進学コースに対して教員たちの印象

つぎに教員たちの印象である。<中学からあんなコース入ってしまったら、勉強するか?小学校高学年の子たちが「○○大学館」入りたいって具体的に考えて、受けるんか?>(中学社会科担当)<有名私大進学コースの子たちは、最近になってやっと椅子に座って授業聞くようになったレベルで・・・。「私○○大学行けるんやろ!」ってゆって、教室出ていった子もいるくらいです>(有名私大進学コース担任、英語科担当)
教員の言葉からもわかるように、皆有名私大進学コースが生徒たちの勉強する意欲を奪っていることは承知の上である。それにも関らず、教員たちは生徒の意欲を向上させる努力をしてまで、このようなコース設立の努力を行っているのだ。それはいったいなぜなのだろうか。
このコースの設立によって生徒数は1.5倍ほどに増加した。それはやはり「有名私立大学」に入学できるというブランド精神からであろう。現在の就職状況もバブル期には80%を超えていた新卒就職率が2010年では73%にまで落ち込んできている。よって子供を持つ親にとって、子供を名のある大学に入学させるのは、生活が苦しくなっても必須のこととなりつつあるのである。